旅館・ホテルを中心にコーディネーターとして日本のあちこちに出かけています。美しいもの・心和むものを見つけて綴ります。

2008年05月30日

スタイルの不思議

和装、洋装、問わず様々なスタイルが好きな私の、
これまで遣ってきたお金が浪費じゃなく投資です、と言い切れる瞬間の仕事が
スタッフの制服選択や浴衣のデザインです。

お客様の着る浴衣、
最近では通常のもののみでも、もしくは色浴衣(おしゃれ浴衣とも呼ばれます。)と合わせて、
おひとりに2枚用意する施設も増えてきました。

初秋にOPENの施設の浴衣柄を業者におこしていただくために、
イメージ資料を送りました。






これは、高級浴衣地を扱うT社の人気ランキング柄をピックアップしたもので、
施設イメージに近い柄にいろいろと書き添えました。
今後は柄確認、色決定、それにあわせた帯の決定・・・・と進みます。

また、新しい施設で気持ちよく働いていただくために、
そして、<人もインテリア>と考え、空間と合わせるために、スタッフウェアの選択が重要となります。

接客スタッフの制服は数冊のカタログよりピックアップしてサンプルを取り寄せ、
前回の定例打合せ時に試着してもらいました。

着心地の確認はもちろん、ココでのポイントは

・カタログを見るときはモデルの顔を隠して冷静に選ぶこと
     (若くて綺麗なのですべてよく見え、笑顔に目が行き過ぎるため)
・年齢の違うスタッフが試着すること
・確認するメンバーも男女数名、年齢差があること
・試着者はそれぞれひととおりの制服を着て、それを写真におさめること


不思議なことに、
どの年代も顔映りのいい色、太ってみえそうなのに痩せて見える組み合わせ、
料理がおいしそうに見えるエプロン、きちんと接客しそうに見えるシャツとベスト・・・・
こんなに違ってしまうのか、と驚くほどその選択で差が出ます。

以前、受けた相談で
「朝食係のおばさん達がかっこよく見えるようにしてください。(担当者談)」

白いブラウス、黒いタイトスカート、バラバラのサンダル(つっかけ?)に微妙な丈の白い靴下・・・
年齢の高い女性でも抵抗がなく、施設に合わせてスタイリッシュで、朝食に合う制服。
結果は
「全然、ちがう!(今までと比較にならないほど良くなって、あのおばさん達がかっこいいの意?)」
との評価をいただきました。

新しいカタログが届くのを待って、今度はフロントスタッフの制服選択です。
私自身は制服のない仕事を選んだものの、ないものねだりでしょうか。
なんだか制服って、憧れるものですね。