雪下ろし大作戦

住 百合子

2015年01月23日 19:32

住家は、
建売住宅で築25年。

当時私は25歳、
夫の友人の、高山一元気な不動産会社の物件だったので、
いろいろと間取りの自由も利きました。



安普請ながらも過去には
ミセス向け月刊全国誌に3ページも取材され、
寒さに震えながらも、家族仲良く暮らしてきました。

あー25年・・・・・

ホントに、今回ほど
<家が無くなる!>と危機感を感じた冬は初めてだったのです。






まずは、12月。
大雪のため、三重出張から高山に行きつけず東京で過ごし、
帰宅する。

この雪の多さ・・・・
予想はしていたけれど、凄い。

私は90分かけて、
玄関ドアへの道と、
明日の出勤のために車を掘り出す。


ところが、お天気の神様のいじわるな<雪攻撃>は次々と続く。


年末には娘たちも帰ってくるし・・・・と
高山市商工会から配布された
<市内除雪業者リスト>を手に、友人知人の会社に名前は伏せて連電話を入れてみました。


ところが、

「いやー・・・いつになるかわかりませんねぇ」
「年内はもちろん無理ですよ。」
「本業もありますから、除雪は週末だけにしてるんです。予約ですか、いつになるかわかりませんねぇ」









そして、脅えながらの新年。

まずは母が、
実家の山の家の<雪おろし>を業者Aさんにお願いした。

「百合ちゃん、安かったのよ!綺麗にしてくれて△△円よ!
早く、百合ちゃんの家もやったほうがいいわよ。」


そんなアドバイスから1週間・・・・・またまた雪は降る。
憎らしいほど、降る・降る・降る・降る・・・・・・・どうしようもないほど降る。
これって、雪国じゃない方にどう伝えたらいのかな?


高山にいる日は毎日、
2階の寝室の出窓を開けて、
眼下の、車の上に積もる雪を見る。

目測ではあるが、
<また30センチは積ってるよね・・・・・>と朝からホントに憂欝になる。


そして、
つららが1m,50cmを越し、
屋根の雪が1mを越したことで、私は再び業者リストを手に8軒くらいに電話を入れてみたのです。






この時点で、私が一番恐れていたことはこんな想像。

<お風呂に入っている時に、家が崩れ、雪の重みでどうすることもできず
私は裸体で寒さに震えながら死んでしまう。>


これはつらいし、
発見された時もかなり<不様>だ。

ところが、
そんな恐怖な想像から救ってくれた業者Aさん。


ホントにビックリ!
しつこく電話をかけ続けたおかげか?
素敵な業者さんに出会うことが出来ました。

それはこんな感じ。

■料金明確 (時給と人工(にんく)計算をスラスラ言う会社は初めて・・・おまけにお値打ちすぎ!)
■謙虚    (丁寧語で話すという電話対応ができない会社も多かっただけに感動)
■行動が早い (現場(自宅)をすぐに確認してくれた。)
■お客様目線 (自宅を確認後、危険と思われたのか日曜の予定を木曜に繰り上げてくださった)
■理路整然  (謙虚に、筋道立ててお話をされる。)



というわけで、
本日、出張から戻り、
自宅の屋根の雪が無い様子を確認出来た時には、ホントに嬉しかった。



<これでゆっくり、安心して・・・・お風呂に入れる。>


そんな喜びと、
感動・・・・今、この屋根に雪が無い状態が
私をものすごーく、幸せにしてくれている。



もうこれで、
2015年冬は、屋根の雪下ろしをしなくてもいいだろうな。たぶん。


早く、早く、早く。
春になってちょうだい・・・と願いながら、
今度はまた。<熊>に、<マイマイガ>に脅えるのでしょうね。



すべて人生。

自然ときちんと向かい合って、
同じくきちんと暮らさなきゃね。


しかし、高山は厳しい。
でも、ホントに大好きな街・・・・明日も元気にいきましょう!




















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