なんと先生!
盛岡二日目、
予定通り、建築に使える素材を探す目的もあり、
いくつものクラフト工房や、史跡を訪ねました。
予定通りじゃなかったことが一つ・・・・・
なんと、あのステキな会長が同行されることになりました。(嬉)
ホームスパンの工房では、
実際に糸をつむぐ様子も撮影させていただきました。
このホームスパン、
羊がとっても可愛くてキャッシュがあれば思わず母のお土産に買ってしまいそうでした。
有名デザイナーのSHOP用のオリジナルデザインもあり、
ステキ、ステキ!
しかし、店主が話されるには、
盛岡で売れる色と、
銀座で売れる色があまりに違って興味深い。
北陸の人は内向的??
南部鉄器に、
南部染に、竹細工に、、、、と周りながら思ったのだけど。
上田紬の時も書いたかもしれないけれど。
〈昔とった杵柄〉?ということでしょうか?
自分で驚くほど詳しかったりする。
「この赤い染料は、、、、」と説明を受ける前に、
「あー、コチニールですね!」などとスラスラとなまえが出てくる。
最近では、
前回の出張がどこだったかを思い出すにも時間がかかるが、
昔、夢中になったものはホント、忘れないのね。
そして盛岡といえばお決まり?な冷麺をたべ、、、、、
これでぴょんぴょん舎に続き、
有名店二軒目をクリアした喜びを噛み締めつつ
宮沢賢治ゆかりの光源社へ。
私達はお茶を飲みながら
話は石川啄木に。
それも、
いかに、女性に溺れ借金を作ったか、という話だ。
「えーっ、では一握の砂で、〈じっと手を見る〉とか歌ってるけど、単なる貧困の歌じゃ無いんですか?!」
「そうですよ、
妻の節子はホントに苦労したんですよ」
石川啄木といえば、
短歌で。
短歌といえば、私の大先生ではないですか!
その先生の歌が、そのようなことであったとは、ホントびっくり!
その後、盛岡の古いお屋敷や、無形文化財の銀行などをみてから、
〈啄木・賢治記念館〉へ。
どうしても、
啄木の印象が大きく変わってしまった私と設計士、
啄木の写真を見ながらついついつぶやく。
「うーん、やっぱり女性にもてそうな顔してる」
「確かに。」
義務教育で、習った歌の奥にある背景を
教師たちは教えてくれなかった。
大人になるって楽しい。
一回目の盛岡でこんなに詳しくなっちゃうと、今後の訪問でどうなるんだろう?
楽しみですね!