2016年10月02日
ゴージャスな宴
昨日は<お月見歌会>があり、
その懇親会のみ参加させていただきました。
メンバ-は、
母が先生を務める短歌の会<木曜会>メンバーに
<萌木会>メンバー。
そして高山市文化協会の協会の皆さんと、
日本でもトップクラスの歌人であり、母や私たちの師でもあるK先生。
ホント、
今回もステキな会でした・・・・が、例年になくゴージャスな宴となったのでした。

思えば・・・・
5月に病気だとわかり、
短歌の教室も、飛騨文芸祭の審査員も辞める・・といって落ち込んでいた母。
結局、思うような形では参加出来ないものの、
しっかりと続けられて、その上、今回の宴席にも参加できたこと・・・感謝ですね。
最初の挨拶も立派にこなし、
なんだか、以前よりも綺麗になった気がするのは<娘バカ>な見解でしょうか?(笑)
4回目の抗がん剤と5回目の間のこの日、
参加できるタイミングにも感謝です。
■母の歌は潔くカッコ良く、ステキだと思います。(やはり娘バカ?)

今回の会場は<洲ざき>さん。
文化協会会長の話によると、岐阜県で一番古い料亭だとか。
ステキなしつらいはもちろんの事、
相変わらず美しい<洲ざきシスタ-ズ>の接待に、私は見惚れてしまいます。
大好物の鮎に舌鼓を打ちながら
夜は更けていく・・・・・これだけでも贅沢なのですが、
そこにサプライズゲストが登場となり・・・・

なんと。
新ローマ法王の祝賀会で日本人なのにテノ-ルで歌いその様子が全世界に配信されたオペラ歌手。
実は、この会の幹事が
短歌仲間のご近所歯科医にチェロを演奏して欲しい・・・と頼んだところ、
断る代わりにこのオペラ歌手を連れて来てくれたのです。
同じ日の午後から開催された歯科医師会でずっと飲んでらしたというお二人だったけれど、
オペラ歌手の存在感は凄くて!
この老舗料亭の柱が震えだすのではないか?と思うような声量!
とても感動!

その後も、高尚な時間が続き、
あっと言う間に4時間。
オペラ歌手の奥さまはウィーンの大学教授をされていて、
そのお母様が短歌をなさっていて・・・とこの日はどこまでも<短歌>つながり。
たった31文字に、
自分しか読めない歌。
いつの間にか、
高山の飛騨の短歌人口も増えた気がするのに、私は忙しくてしばらく詠んでいない。
反省、反省。
もう<忙しい>という言葉は二度と使わないようにしよう・・・と反省する。

この日、メンバーはみんな気づいていたようだが、
洲ざきの玄関には和歌山牧水の歌の衝立が置かれていた。
このWELCOMEなしつらいも、感動的で・・・・
久しぶりの高山、
<むさし会>に続き、いろいろな方と会えて幸せ。

来年こそは、お月見歌会に参加して
勉強したいと思う。
そして、
変わらず母がそこにいてくれたら最高だろうな。
その母や短歌の先輩と二次会にでかけ、
<ローストビーフが「食べたい!>という母のオーダーにみなで付き合った。
元気で、お洒落して、生き生きして
重い重い病気にはみえない母。
このまま、いろいろなものを吹き飛ばせますように!
しかし、楽しかった。
幹事のムトウさん、カタオカさん、ありがとうございました。
Posted by 住 百合子 at 21:48│Comments(0)
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