旅館・ホテルを中心にコーディネーターとして日本のあちこちに出かけています。美しいもの・心和むものを見つけて綴ります。

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2014年07月18日

修行先はどこ?


いつもの岡山→安来駅よりプラス1時間電車に乗って
出雲市駅に降り立ちました。


ここは昨年、
60年に一度の遷宮が行わられた出雲大社のある駅、
<特急やくも>の終着駅です。



■レストランの外観です。






その目的は移築する古民家の現場確認、
蔵はすでに解体され、そのあとには昔からそこにあったかのように草が生い茂っています。


「二階はラウンジにしましょう!」
「ガラスにして抜け感が欲しいな・・・」
「梁組みをLEDで照らして魅せることになると思います。」
などと打ち合わせして、車へ。










安来まで1時間のドライブの途中、オーナーは言いました。

「今日はこのまま食事に行きます。」

と、思いきや、いつもの外食先とはあきらかに違う雰囲気の店に到着。


「ここは何風でしょう?」
「スペイン風?」
「南欧?」
「いや、違うな・・・」








たぶんカジュアルなレストランだったと思うのですが、
今夜のコースは本格的なイタリアン。


それもとーっても美味しい。


聞けば息子さんが修行してきて、昨年戻っていらしたという。


現状をいきなりは変えられないだろうけれど、
5年後にはものすごいことになっていそうな店、
インテリアも器も、少し変えて、この美味しいお料理が引き立つ人気店になっている予感。






さて、若きシェフに聞いてみました。


「どちらで修行されたんですか?」
「広尾のイタリアンに10年いました。」


なんだか、修行先って大切。
特に地方では、私もそうだけど都会の地名に弱い。

そして同じ都内でも
<吉祥寺で修行>よりは<広尾で修行>のほうがずっと洗練されて美味しそうな気がする。


そんなうわべのことで
影響される私も小さな人間だと思うけれど、
確かに昨夜のこのレストランは美味しかった。


こうして思いがけず、美味しいものに出会えると本当に旅って幸せ!


今は松江、
今日も元気に行きましょう!  

Posted by 住 百合子 at 14:31