旅館・ホテルを中心にコーディネーターとして日本のあちこちに出かけています。美しいもの・心和むものを見つけて綴ります。

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2014年08月02日

パリに炊飯器

来週はいよいよ長女のパリ行き、
早いものですね。


フランス文学専攻の長女、
今回のプチ留学は、
あれあれ・・・・?という間に決まったような、
紆余曲折もあったような、しかしびっくりなような・・・・


長女の2週間のホームステイ先は、
私のフランス語の先生の家なのです。


■先月、白馬ベルグハウスさんで撮影した時のモデルの長女画像をご紹介です。






思えば、最初は・・・・


日仏協会を通して留学をするか、
語学学校はどうしようか、と迷っていた時に、
ふと先生を思い出し、連絡をとったところ、


「フランスのどの街にステイしたいですか?お友達が多いのでどこか探しますよ」

と言ってくださった。

そしてマルセイユだ、ニースだ・・・と出たものの
やはり<パリ>がいいんでしょう?、はい!と決定。

しかし、<パリ>は
バカンスに出かけみんないないという連絡が。






さて、
次に先生が提案してくださった街が、
<ナント>

このナントは<フランスで住みたい街1位>に選ばれたりするアートの街で
映画祭や音楽祭でも有名。


ビルの屋上に目玉焼きのオブジェが乗ってるような
小さいけれど楽しそうな街・・・・・






<ナント>に住むなんて、素敵な体験ができそう。
先生のお友達の家はどんなところなんだろうな・・・・と思っていたところ、
「少し待っててくださいね」のメールが届く。


しばらく返事がなかったが、
ここからびっくりの展開に!


なんと、
フランスの東の都市、ナンシーに住んでいる先生ファミリーが
1000キロ離れた西の都市、ナントに引っ越すことになったという。







というわけで、
長女はナントの先生宅にステイすることに。


<食べることと、眠ることには困らないけれど、まだ引越しはしていないので家には何も無いが
なつみさんにとって最高のバカンスをお約束します>


というような内容のメールが届き、
刺激的なホームステイが始まるようだ。

本当に、いろいろなご縁で
またこうして娘がお世話になる・・・・
良い人間関係を築いていたことはもちろんだけど、
フランス語を習ってて良かった(笑)







さて、先生への御礼などいろいろと考えていたところ面白い話が。


「お金は後で払いますので、日本の炊飯器を成田で買ってきてください。」


というわけで、長女は
炊飯器をぶら下げてまずはパリに飛ぶ。

留学中の友人らとパリで数日を過ごし、
先生一家の車で共にナントへ行く。







<パリに炊飯器>・・・・もうこれがこの旅の楽しさを表しているようで
とても愉快な気分。


出来ることならママもついていきたい。
ステキなホームステイ話、楽しみです。  

Posted by 住 百合子 at 19:15

2014年08月01日

世界は広くて狭い!(びっくりした事)

先日、富山駅に向かう高山線の中でのこと。

ある外国人に話しかけられました。
なんでも、五箇山の<合掌ホステル>という施設に行きたいのだが、
バスの時間も電車も間違えて乗ってしまったとのこと。

五箇山、五箇山、
私のアルトリコーダー演奏の十八番、<こきりこ節>のあの里ではありませんか!


■今日は、妹の作ってくれたワンピース。
 あと5枚くらい作ってくれないかな・・・・大好きで、テンションがあがる服です。






さっそく検索すると、
このままでは富山 ⇒ 高岡までJRで移動し、タクシーで2時間以上か、
越中八尾で下車して、またもどる形で高山に移動し、タクシーで1時間20分か。

     (バスはとっくに無い時間)


<合掌ホステル>に電話を入れるものの、超・山間部を通る高山線は
なかなかつながらない。
それでも連絡はとれて、<合掌ホステル>さんはこうおっしゃりましsた。

「恐れ入りますが、高岡でまた乗り換えて<城端>という駅まで来ていただくように
つたえていただけますでしょうか?私どもが車でその駅までお迎えに参ります。」

■合掌ホステル。





さっそく、英語が得意では無い私ではありますが、
超・ブロークン英語で四苦八苦して伝えることができました。



そして、富山で乗り換えて隣同士になった私たち、
高岡までの移動中に少しお話・・・

なんと彼女はプラハからやってきたという。

背中に特別大きなリュック、そしておなかにも大きなリュック・・・


■客室はこんな感じ。







できれば、英語の得意そうな人に代わって欲しかったが、
今回は私なりに頑張ったのだった。


来週、早々に
フランスにプチ留学する予定の長女のことを思うと、
なんだか、このプラハ・ガールに親切にせずにはいられなかった。



そして、21時半過ぎ、
芦原温泉について、夕食をいただいていると、電話が鳴るではありませんか!

それも<合掌ホステル>さんから!

■プラハ・ガールが下さったポストカードはもちろんプラハの写真





合掌   「住様、先程はいろいろとありがとうございました。
       無事にお客様を当館までお連れすることができました。」

住     「あー、良かったです! 本当に良かった!
       高山に住んでいますので、五箇山や城端などの位置関係がわかってたから・・・
       旅館のコーディネーターもしているので、
       宿に関わることだとますますなんとかしなきゃ、と・・・」

合掌    「えっ、もしかしてスミユリコさんですか?僕、ブログ読んでます。」

住      「ホントですか!びっくり!ありがとうございます!  」

合掌    「それにお母様と何度か山関係の会で飲んだりしていますし、
        嫁が住さんところの元スタッフなんですよ!」

住     「えーっ???元スタッフ??そして母と飲んでる??」


■アンティークの裂き織り布の上にて撮影






なんと世間は狭いのでしょうか。

昨年までお勤めしてくれていた
可愛くてステキな元スタッフのTちゃんは、電撃的に5月にこの男性と結婚したらしい。


本当にTちゃんは素敵な女性ですよ、よろしくお伝えください、
と言葉を添えて電話を切った。


母は山関係の友達が多いので、
まぁ、さほど不思議では無いが、元スタッフはかなりびっくりだった。


プラハと、
一車両に3人しか乗っていなかった高山線と、
五箇山と。


生きているといろいろと面白いものですね。
なんだか繋がる。


まずは、仕事に英語、頑張ろう!



            

Posted by 住 百合子 at 19:12